TITLE

CLIENT:
福島県南相馬市様

  • サービス
    ヨリゾウ
  • タイプ
    観光・地方創生
  • 業種
    自治体・団体
  • 映像表現
    実写+アニメーション
  • 費用
    301 - 500万円
  • 3 - 10分
  • 制作期間
    ASK
  • CLIENT

    福島県南相馬市様

    福島県浜通り北部に位置する南相馬市の市役所です。毎年7月下旬に開催される相馬野馬追(そうまのまおい)は国の重要無形民俗文化財に指定されており、国内外から観光客を集めています。

  • DESCRIPTION

    新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響下における非常事態の中で、例年とは開催形態を異にする令和2年度「相馬野馬追」を映像にしました。相馬野馬追を初めて知る方でも、興味を持って見ていただけることを目指しました。

  • THOUGHTS

    南相馬市役所様からは「相馬野馬追が単なる『サムライ文化』の表出にとどまらず、『平和と安寧を願う』という歴史的使命を背景にした開催意義等を映像を通して伝えたい。また、唯一無二の観光資源であることを国内外へPRすることにつなげたい」というご要望をいただいておりました。

  • FEATURE

    例年であれば多くの人々で賑わう南相馬市の光景に、「人」と「馬」が不在であることをしっかりと撮影させていただくことをご提案。縮小開催の風景と、昨年以前のアーカイブ映像を織り交ぜて編集することで、相馬野馬追の重要性と、南相馬市⺠の相馬野馬追に懸ける強い意志を体現する作品とすることを目指しました。

  • CUSTOMER VOICE

    南相馬市役所のご担当者様より「完成動画を市の公式YouTubeチャンネルに投稿したところ、丸二日で視聴回数が1500回を超えたのは異例のことでした。また、お知り合いの方にDVDでお渡ししたところ、その場で巻き戻して何度も見てもらえるほどでした。」と、嬉しいお言葉をいただきました。

CREATOR VOICE

  • 比嘉 賢多 プロデューサー

    私が元々ドキュメンタリー制作の畑から来ているので、かなり思い入れの強いプロジェクトでした。ドキュメンタリーといっても、ただあるがままを記録してもドラマティックにはならない(ドキュメンタリーの元来の定義は「現実の創造的劇化」です)ので、本映像で伝えたいことを明確にして、取材対象者選定や構想を行いました。


    「どんな困難でも野馬追を止めることなく、受け継いでいきたい」という映像のコンセプトは弊社が自ら生んだというよりも、南相馬の担当者の思いを聞いてから、生まれたコンセプトです。さらに語弊を恐れずいうと土地を「撮った」というよりも、土地に「撮らされた」という感覚の方が強い作品かもしれません。


    担当Dの嶺が心の底から野馬追、南相馬の方々へ共感することによって生まれた映像であることは映像の構成や、ナレーションの節々から感じられると思います。


  • 嶺 隼樹 ディレクター

    1000年以上続く伝統的なお祭りがコロナ禍で無観客開催となり、その希少な年の行事記録の撮影で(戦時中すら無観客にならず実施されていたそうです…!)。自身が伝統芸能が少ない北海道出身ということもあり、1000年続く儀式が今も生きて生活に根付いていて、土地の人々のアイデンティティとなっているということが想像の範囲外であり、このような世界があるということに驚き続けた撮影でした。


    完成した作品は、土地の人たちの「誇り」がうまく表現できたのでは無いかと思います。


  • 坂内 七菜 エディター

    オープニングのアニメーションは、野馬追の過去と現在を繋ぐイメージで制作いたしました。


    動きやエフェクトは屏風絵の雰囲気に合わせて作り、千年続く神事の力強さや荘厳さを出せるように試行錯誤しました。


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