TITLE

CLIENT:
国際移植者組織TRIO JAPAN(トリオ・ジャパン)様

  • サービス
    ヨリゾウ
  • タイプ
    Web動画
  • 業種
    医療・福祉
  • 映像表現
    実写
  • 費用
    ASK
  • 3 - 10分
  • 制作期間
    ASK
  • CLIENT

    国際移植者組織TRIO JAPAN(トリオ・ジャパン)様

    国際移植者組織TRIO JAPAN(トリオ・ジャパン)様は、移植を待つ人、移植を受けた人、その家族の支援団体としてアメリカで設立されたTRIO(Transplant Recipients International Organization)の日本支部として、1991年に設立されました。

    日本の臓器移植医療が日常的な医療となることを目指し、移植医療についての講演や移植関連イベントの企画運営から実施までを行なっています。

  • DESCRIPTION

    「移植を希望する/しない」「臓器提供をする/しない」という意思表示をする機会としてトリオ・ジャパン様が提案している「いのちについて、考える日」。そのWebサイトページのリニューアルに伴い、ファーストビューに掲載する目的で制作した映像です。ページを開いた人が、臓器移植を自分ごと化するきっかけをつくることを意識して制作しています。

    多くの人にとって嬉しくて特別な日となる誕生日を、自分の「いのちについて、考える日」として捉えてもらうこと、大切な誰かといのちについて話し合うきっかけにしてもらうことを目指しています。

    臓器移植があまり身近でない方に文字では伝わりにくい臓器移植の尊さを伝えるため、現状をリアルに描くことができる実写のドラマ仕立てで映像を仕上げています。

  • THOUGHTS

    「移植医療や臓器提供というテーマは当事者でない方にとって身近に感じてもらいにくく、話題にも取り上げられにくい」という課題をお聞かせいただきました。

    さらに、臓器移植について日常的に話す環境をつくっていきたい。臓器移植を経験された家族や周りの方々の想いなど、日本の臓器移植の現状に興味や理解を持ってもらいたい、という想いをお預かりしました。

  • FEATURE

    本映像は“臓器移植について考えるきっかけを生むこと”をゴールとして制作しました。臓器移植について重すぎる印象を与えないよう、フィクションであることを前提に少しのリアリティを組み込む、という形であえてリアルすぎない映像になるように制作しています。

    さらに、見た人が自分ごと化しやすいストーリー仕立ての映像をご提案。具体的には、“臓器移植を通して子どものいのちが繋がれていく様子を、ドナー(提供者)とレシピエント(受領者)の2つの家族の視点から描く”展開に。家族のストーリーを両側面から伝えることで、「自分がこの家族の立場ならどうするか」を視聴者に考えてもらえるよう仕上げています。

  • CUSTOMER VOICE

    「臓器移植」という初見で重いイメージがあるテーマをちょっと不思議でハートフルなストーリーをご提案いただき、制作していただきました。

    臓器を提供する側のドナーファミリーと、臓器を受け取る側のレシピエントファミリーとの「生」に対する価値観が重なり合い、存在するカタチは違えど、同じ目標に向かってゴールする内容は、何度も繰り返して視聴していただくことで臓器移植の素晴らしさを感じ取っていただける仕上がりになっています。

    日本の国民の皆様や政治家の方々が本動画を視聴したことをきっかけに国内の臓器移植医療への関心が高まり、法律・医療現場・患者さんにとって明るい未来が実現することを期待いたします。

    エレファントストーンのスタッフの皆様の現場、編集、フロント対応も素晴らしかったです。これからも素敵な動画をつくり続けられることを期待しております。ありがとうございました。

CREATOR VOICE

  • 山部 哲也 ディレクター

    キックオフの際、法的問題や高額の医療費など諸問題が多く存在する日本では、臓器移植のハードルがとても高いということを教えていただきました。特に幼児の臓器移植は数億円規模でお金がかかるケースがあるという事実を知り、かなりの衝撃を受けました。


    トリオ・ジャパン会長の青山さんや事務局長の横山さんには、ご家族が臓器移植をされたご経験もあり(https://www.trio-japan.jp/about/staff.html)、実体験のお話を伺った時は胸が苦しくなりました。同時に、今まで臓器移植について考えたことのなかった自分が恥ずかしくなりました。それ以来自分の子どもや家族に臓器移植が必要になったらどうすればいいのだろう、と時折考えるようになりました。


    この映像の構成を考えるにあたっては、構成作家の方と一緒に内容を詰めていきました。作家の方と話す中で、映像のゴールは「あくまで臓器移植について考えるきっかけを持ってもらうこと」に設定し、あまり重く臓器移植について語らず、フィクションであることを前提にしました。少しのリアリティを映像の大切な要素として入れることを意識してストーリーもつくっていきました。


    泣ける作品を目指したのでははなく、あくまで考えるきっかけとなることを意識して制作しているので、この映像を見て身の回りの大切な人の命について考えてもらえるきっかけになれば幸いです。


  • 小笠原 亮 ディレクター

    「臓器移植」というテーマはやはり大半の人にとっては遠い存在で、自分もそのうちの一人でした。しかし「臓器移植が遠い存在」という自分の状態がスタート地点にあったからこそ、自分が視聴者側の視点を持って制作に取り組めた部分もあると思います。臓器移植についての言葉や知識を知ってもらい、その上で自分の日常にストーリーを重ね合わせてもらえるような映像になるよう制作しました。


    ドナーという言葉は一般的で聞き覚えのある言葉だと思いますが、あまり知られていないレシピエント側の家族もしっかり描くことで、臓器移植のリアルさと尊さが伝わるものになったと思います。


簡単お問い合わせ