TITLE

CLIENT:
株式会社 南部美人様

  • サービス
    OTAKEBI / ヨリゾウ
  • タイプ
    観光・地方創生
  • 業種
    食品・飲料
  • 映像表現
    実写+アニメーション
  • 費用
    ASK
  • 10分以上
  • 制作期間
    2 - 3ヶ月
  • CLIENT

    株式会社 南部美人様

    株式会社 南部美人様は、2022年に120周年を迎えた岩手県二戸市の日本酒醸造所です。いつの時代にも消費者に愛されるお酒を提供するため「温故知新」の精神で酒造りを行なっています。

    さらに、岩手県二戸市の地域牽引企業として訪日外国人に選ばれる都市になること、市内食産品を世界に展開することを目指すため、日本酒での「ヴィーガン」の国際認証を世界で初めて取得。日本での食の多様性対応を推進し、南部美人の認知度向上や地域を訪れる一般消費者の増加を目指して活動されています。

    ※ヴィーガン=完全菜食主義者

  • DESCRIPTION

    株式会社 南部美人様が岩手県二戸市で取り組まれているフードダイバーシティの取り組みを訴求し、日本における食の多様化の発展に貢献することと地域への外国人観光客の来訪につなげることを目的に制作したブランディング映像です。

    さらに、外国人観光客に視聴してもらうことを前提に英語字幕・中国語字幕版をそれぞれ制作。株式会社 南部美人様のYouTubeに掲載されているだけでなく、台湾のGt TV webでも配信されました。また、国内外を問わないヴィーガンやベジタリアンの方に映像を届け、二戸市に足を運んでもらうきっかけをつくるため、制作した映像は広告運用サービス「OTAKEBI」を通してYouTube広告配信も行いました。

    結果、本映像はShort Shorts Film Festival & Asia 2023のBRANDED SHORTS部門、TOKYO青春映画祭2023にノミネートされ、第3回MBT映画祭で入賞しました。

    ※ベジタリアン=菜食主義者

  • THOUGHTS

    「南部美人のPRをするだけでなく、フードダイバーシティを推進し食の多様性を尊重する文化をつくるきっかけとなる映像を制作したい」「既にフードダイバーシティの理解がある視聴者に対しては、“対応する飲食店がある、岩手県二戸市の南部美人に興味が出てきた。行ってみたい”という想いを喚起させたい」とご相談いただきました。

    日本国内でフードダイバーシティを推進するためには、まずは視聴者に「SDGsとは何か」「食の多様性がいかに大切か」を理解してもらうことが重要。文字や音声のみで伝えるよりも視聴者に身近に感じてもらいやすい映像をうまく活用し、二戸市のフードダイバーシティの理念・食の伝統文化を発信したい、という想いをお預かりしました。

    また、有名な観光地ではない二戸市へ来訪する観光客は国内外問わず少ないため、フードダイバーシティの取り組みが進んでいる地域としての認知・興味を獲得し、インバウンド増加を目指していきたいというご要望をいただきました。

  • FEATURE

    本映像では、株式会社 南部美人様のブランドコンセプトである「世界中全ての人に優しい食を届ける!誰も置き去りにしないSDGs活動に取り組む」を映像を通して伝えることにこだわりました。

    南部美人がSDGs活動に取り組む理由を分かりやすく伝えるため、ドラマ形式の企画を作成。「主人公が恋をした相手をヴィーガンに設定し、彼女を理解するために食の多様性について学んでいく」というラブストーリーをご提案しました。多くの人にとって身近な展開にすることで、親しみを感じてもらいやすくしています。

    また、実際にヴィーガンフードを提供しているレストランや認定食品を映し、事実ベースで映像を展開。フードダイバーシティが推進されている岩手県二戸市になら行ってみたいと興味を持ってもらえるよう訴求しています。

    その上で、岩手県二戸市の認知獲得のため、広告運用サービス「OTAKEBI」でYouTube広告配信を実施。ターゲットを「日本国内で岩手県への来訪可能性の高いエリア在住のヴィーガンやベジタリアン本人」に絞って配信しました。

    結果、当初の100%視聴数1万回獲得という目標を超え、1ヶ月で100%視聴数5万回を記録しました。またダイジェスト版の映像は18万回再生以上を記録しており、多くの方に映像を届けることができています(2023年7月時点)。

CREATOR VOICE

  • 美谷島 諒 プロデューサー

    ヴィーガン、ハラール、フードダイバーシティは、海外では主流で当たり前の考え方となっていますが、日本ではまだまだ認知度や興味関心が低い現状があります。実際、私もフードダイバーシティやヴィーガン、ハラールについて全く知識がなかったため、まずは制作メンバーで「なぜみんな興味を持てないんだろう」「そもそもなぜ知らないんだろう」といったブレストをしました。


    そこで発見したのは「身近にないから」知るきっかけもないんだということ。自分の身の回りにヴィーガンの人がいないから、その切実さや必要性を感じ得ない、そして知ろうとしないのだと。身近に感じてもらうという点については物語を紡ぐ映像が大得意としているところのため、強い意義を持って制作に取り組むことが出来ました。


  • 安田 瑛己 ディレクター

    自分にとって「ヴィーガン」はあまり馴染みがありませんでした。そのため、撮影前に二戸市のレストランでヴィーガンフードを食べたり、南部美人の酒蔵で取材したり、ヴィーガンだけでなく食の多様性の大切さを勉強させていただきました。


    本作品では「食の多様性の大切さ」「誰も置き去りにしないSDGs活動」というテーマを楽しく分かりやすく伝えるために、ポジティブでコミカルな演出を心掛けました。どんな人でも安心して食を楽しめることがいかに素晴らしいかを表現できたと思います。


    このドラマを通じてヴィーガンフードに興味を持ってもらえるのはもちろんですが、南部美人様の取り組みの素晴らしさや二戸市の魅力もお伝えできたら嬉しいです。


  • 竜口 昇 ディレクター

    本作ではシナリオを担当しました。多様性という言葉が当たり前になっている世の中ですが、多様性を受け入れることがどういうことなのかを改めて考えていきました。その中でやはりテーマとして上がるのが偏見や差別です。「なぜ起こってしまうのか?」「その本質は何なのか?」そうしたことを考えた時、結論として行き着いたのが、シンプルにただ「知らない」だけなんじゃないかと。


    知らないから、恐れるし、忌み嫌ってしまう。知らないからこそできてしまう軋轢が世間には往往にしてあるなと思います。自分はヴィーガンではないですし、本当のところまでは実感できないのかもしれませんが、「知らない」で終わるのではなく、「知る」姿勢を向けることがまず多様性を受け入れる第一歩なのではないか。そういった想いをシナリオに込めています。


  • 小田嶋 伶奈 マーケター

    広告運用サービス「OTAKEBI」担当者として、本編とは別に3分尺のダイジェスト版をYouTube広告にて配信をさせていただきました。


    今回「ヴィーガンやフードダイバーシティへの興味関心の高いユーザー」からの100%視聴数1万回獲得を目標としており、「ヴィーガンに興味関心があるユーザーとはどんな人か」について詳細にリサーチして広告設計させていただきました。結果として、1ヶ月で100%視聴数5万回を達成することができ、本映像を届けたいユーザーにしっかり配信ができたことを実感しました。


    YouTube広告を一つのきっかけとして、お客様からお預かりした「“食の多様化の大切さ”を多くの方々に知ってもらいたい」という想いを実現するお手伝いができたことがとても嬉しく思います。


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