TITLE

CLIENT:
第一合成株式会社様

  • サービス
    ヨリゾウ
  • タイプ
    商品・サービス紹介
  • 業種
    製造
  • 映像表現
    実写
  • 費用
    51 - 150万
  • 3 - 10分
  • 制作期間
    2 - 3ヶ月
  • CLIENT

    第一合成株式会社様

    第一合成株式会社様は創業以来、企業理念「あらゆる創造の知力を尽くして、心豊かな価値のために貢献する」のもと、テンバコ※1・ダンプラ箱※2の製造における静電気対策の技術を極められています。また、テンバコの保管力の高さが評価され、埋蔵文化財の運搬・保管の現場で用いられるようになったため、テンバコを基点として文化財保護の事業にも積極的に取り組まれています。

    そのため、変革期を迎えている現在は、既存の市場だけでなく新しい市場の開拓にも挑戦されています。

    ※1 テンバコとは、機能性と強度を兼ね備えた多目的に使用可能な箱を指します
    ※2 ダンプラ箱とは、プラスチック製の段ボールを指します

  • DESCRIPTION

    文化財保存事業において使用される土器計測機器として世界的には珍しい竹製の計測機器「真弧」※3の紹介映像です。制作目的は、アメリカやヨーロッパで開催される考古学会の企業展示スペースでの集客・販促で、映像を通して商品のメリットや使用方法を伝えています。映像のターゲットには外国の方を想定していたため、全て英語字幕で対応しています。

    本映像は、企業展示スペース内で上映された後、現在はYouTubeチャンネルで掲載されています。

    ※3 日本市場においては竹製の真弧が主流だった一方、世界、特にヨーロッパ市場では土器計測機器は鉄製が主流でした。その中で竹製の真弧が本格的に世界に進出してから10年、現在、真弧の認知は徐々に広がりを見せています

  • THOUGHTS

    「従来、アメリカやヨーロッパの土器の計測機器には鉄製のものが多く、竹製の計測機器は未だ主流ではない。逆になぜ日本では鉄ではなく竹製が主流なのかというと、日本ならではの竹の加工技術を活かし、しなやかで計測しやすい機器(真弧)の開発ができたため。ただ、そのメリットを世界に発信する際に一目見ただけ・口頭での説明では伝わりにくい」という課題をお聞かせいただきました。

    そのため、映像をつくることで真弧の強みを直感的に伝え、展示会での集客・販促につなげたい、とご相談いただきました。

  • FEATURE

    本映像は、展示会で短時間で興味を持っていただくためにも商品の魅せ方にこだわって制作しました。

    「竹製の土器計測機器=真弧」という海外ではまだ主流でない商品に興味を持ってもらえるよう「なぜ鉄ではなく竹なのか」「鉄と違ってどんなメリットがあるのか」を訴求しています。具体的には真弧の使用シーンを多く映すことで竹製ならではのしなやかさ、優しい使い心地をイメージしてもらえるようにしています。

    さらに、商品に対する信頼感獲得のために真弧ユーザーのインタビューシーンを映像の随所に用い、実体験から感じる商品の良さを伝えています。海外の方にとって馴染みの薄い竹製の計測機器だからこそ「竹製の方が良いかも」と思ってもらえるよう、鉄製と比較した強みを訴求しています。

    その他、第一合成様が自社ブランドの世界観を統一することにこだわられていたため、ESサイト・パンフレットの世界観をインプットしながら既存の世界観と映像のトンマナ※4を合わせることも考慮しました。シュッとした印象を残しつつ、冷たさを感じさせない温かな雰囲気になるよう映像のトーンや色を調整しています。

    ※4 トンマナとは、コンセプトや雰囲気に一貫性を持たせることを意味します

CREATOR VOICE

  • 相場 和貴 プロデューサー

    ニッチな商品ですが、日本らしい丁寧さと柔らかさが光ります。それが国内外の方にも長く評価され、愛され続ける理由なんだなとこのお仕事を通して学びました。


    そんな真弧の魅力が際立つ映像のルック・トンマナに仕上げることを心がけました。非常にシンプルですが、真弧の持つあたたかさが伝わってくるのではないでしょうか。


  • 磯部 彩夏 ディレクター

    初めにお客様とのヒアリングをさせていただいた際、真孤は特に思い入れのある商品だと伺いました。そのようなお客様の想いを、少しでも映像で伝えられたらと感じたことを覚えています。


    こちらの映像は海外の考古学系の展示会で使用するために制作したのですが、海外の土器計測機器は鉄製のものがほとんどで、竹製の真孤のようなものは少ないそうです。映像では、「日本的な繊細さ」「木の温もり、あたたかみ」が映像の色味や雰囲気からも伝わるよう意識しています。


    撮影時には普段見ることができない土器の計測作業を拝見でき、個人的に楽しみながら映像を制作していました。


簡単お問い合わせ